もとぱん。

人見知り元ジーパンショップ店員のブログ。/接客/ジーンズ/ファッションアイテム/パソコン生活/etc.

「接客をしない接客」っていうのもあるんだけどね。

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photo by Bert Kaufmann

 

某大型ショッピングセンターには、
たくさんの洋服専門店があります。

たくさんあるのですが、
その接客はどこも似たり寄ったりなのが、
いつも残念でなりません。

「よかったら◯◯してくださいね。」←は?

http://www.flickr.com/photos/30420396@N03/4009193164
photo by 'Ajnagraphy'

お客さまに悪い印象を与えない「魔法のフレーズ」と呼ばれる接客用語があるらしい。

  • よかったら鏡あるんであててみてください
  • よろしければ試着してみてください
  • よければきてみてください
  • よかったら広げてみてください
  • よろしければ...
  • よければ...

店は違えど、行く店行く店で同じようなことを言われます。
場合によっては、同じ店の違う店員に「よかったら...」と、
同じことを言われることもあるんですから
客としてはもううんざり...。

とにかく手当たり次第。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言わんばかり。

おなじことを言われ客としてはもう「は?」って感じです。

みえみえでまるわかりの罠に
客を無理やりはめようとしているようで、
「よかったら」という言葉を聞くととても冷めた気分になります。

逆に「よかったら」などの”定型句”
使わないほうがいいのでは?と。

「接客=声をかける。すすめる。売る。」という勘違い。

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photo by KungPaoCajun

どうも接客というものを勘違いしているんじゃないかと思うわけです。

接客ってお客さまに買い物を楽しんでもらったり
気持ちのよい買い物のためのただのお手伝い。

会話しなくちゃ
すすめなくちゃ
売らなくちゃ

と思っているのはわかりますが、
毎度まいど、同じ言葉を繰り返して
そんな店でいったい誰が買うんでしょうか?

 ゆっくりといろいろな商品を見たい人もいるんです。
「声をかけられなかったら買ってたのに」
そんなことを言われないように、
お客さまの求めていることを見極めて
それに応える。

それがプロってもんじゃないでしょうか。

 

まとめ

実際、『声をかけられたから(悪い意味で』
買わなかったお店ってけっこうあるんですよね。
この店からは、この店員からは買いたくないな、って。

たいてい、そういう店に限って
聞きたい時にはそばに誰もいない、近寄ってもこないもんなんです。
なんなんでしょうね、いったい。がっかり倍増ですよ。

買い物って「物が欲しい。必要。」っていうのがもちろん第一です。
ですが、接客にあたるスタッフは、
その物に付加価値を与える存在でなければ
いる意味がないと感じるわけです。

そういう意味では、
『物にしか興味がいかない客』には
なりたいくないものです。

あの店で買ってよかった。
あの店員に選んでもらってよかった。

心からそう思える日々を送りたいですからね。

ではでは。

ジーンズの原点LEVIS501がすげーと思う3つの理由。

http://www.flickr.com/photos/16324044@N00/5605106407

photo by Eva the Weaver

 

LEVISの伝統的型番501。

ジーンズの原点とまで評される
その理由ってなんでしょうか?

 ジーンズ=5ポケットという基本デザイン

 ジーンズといえば5ポケット。

前後に2つずつ、計4つのポケット。
それに前右にある小さなポケット(コインポケット)を合わせると
全部で5つのポケットがあります。

このジーパンの基本デザインは、
いまでも変わることはありません。

どこのブランドもジーンズといえば
基本は5ポケットなのです。

あの使いづらい前ポケットも
チノパンみたいに横から手を入れるように
すればいいのに...。

バックポケットも外側じゃなくて
内側に付けたりしないのかな?

なんてことを考えたりもしますが
それでもこの基本デザインは変わらないのです。

200年も前にすでに完成されたデザインを作り上げた
リーバイスはやはりすごい!

 

ウエスト右後ろ部分に紙or革パッチという基本デザイン

ジーンズのウエスト部分。

その右後方部には「パッチ」と呼ばれるブランドラベルが
大抵のジーンズに付けられています。

http://www.flickr.com/photos/30644089@N08/10273016055

photo by thomas@flickr

 

LEVISでも時代や型番によって
紙や革などの素材が使われたり

ブランドによっては、
パッチを破いて取ったようなデザインにしたり
色が黒かったりサイズが大きかったり
多少の変化はありますが

今もむかしもジーンズにパッチは欠かせないのです。

そういった観点からみても
やはりリーバイスはすごい。

 

もはや伝説とも呼ぶべき「アーキュエイトステッチ」

リーバイスのジーンズ。
そのバックポケットには「アーキュエイトステッチ」と言われる
二本線の刺繍が施されている。

もともと破れやすいバックポケットの内側に
補強用の布を縫い合わせる際に必要になったこのアーキュエイトステッチ。

冷静に見てみると、

  • ブルーという色に合わせたイエローステッチ
  • 考えぬかれた曲線

これはもはや伝説と言っていいほどに
偶然なのか、必然なのか、
他のブランドが真似せざるおえない程に
バツグンのデザイン性を有している。

http://www.flickr.com/photos/21942016@N00/188909486

photo by Frankly PM

ペンキでお馴染み「EVISUジーンズ」は
そのブランド名もしかりですが、
EVISUジーンズの代名詞とも言える
バックポケットのペンキは
LEVISのアーキュエイトステッチを
模していることは周知の事実である。

 

まとめ

LEVIS 501がジーンズの原点にして
王道と称されるその理由は、

今も昔もまったく変わることのないデザインにあると言ってもよい。

丈夫さや機能性を考えた結果が
今のデザインにつながっているわけですが、

この伝統的なデザインを
根本から覆すような
新しいジーンズに出会えることを楽しみにしたいものです。

 

初めての接客は心のこもった”いらっしゃいませ”からはじめよう。

http://www.flickr.com/photos/7428462@N04/1454100627
photo by k masback

 

「いらっしゃいませ」ーどんな仕事でもお客さまがいるから成り立つ。

だからこそ最初の声かけ「いらっしゃいませ」は、
どんな店よりもどんな店員よりも気持ちを込めて言いたいものです。

どんな気持ちを込めるのか?

「いらっしゃいませ」と言葉では言っているけれど、
声は小さくうつむき加減。
暗い顔をして、どこかどう見ても歓迎されているようには見えない。

そんなお店、店員からは誰も買いたくはありません。
どうせお金を払うならだれだって気持ちよく払いたいものです。

お客さまにその気持ちが伝わるように
「いらっしゃいませ」にはほんのすこしでもいいから
気持ちを込めるべきなのです。

  • たくさんある店の中から自分の店を選んでいただいた。
  • わざわざ足を運んでいただいた。

そんな気持ちを少しでもいいのです。
例え見に来ただけだとしても、そのことに感謝。

 

過ぎたるは及ばざるがごとし・・・やりすぎ注意。

ほとんどの店がこの「いらっしゃいませ」を
ただ言っているだけの現状。

だからこそ心の中にほんのすこしだけでも
「ようこそ、おいでくださいました。」という
歓迎の気持ちを込めるだけで
人間味あふれる販売員になれるのです。

ただ、気持ちを込めるのにも限度があります。
丁寧すぎる応対は返って反感を買いますので
ほどほどにしてください。

 

まとめ

いらっしゃいませ

最初にかける言葉だからこそ
大切にしたい言葉。

第一印象って本当に大切です。